段階練習表11~20

2014年

11月

14日

段階練習11.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ(1)

 段階練習11「よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ」は、種目系列は「腹落ち系」になります。

 段階練習8で説明したように、この種目を行う上で、段階練習8の「よつんばい落ち-よつんばい落ち」が習得済みであることが必要です。同様に、段階練習9の「よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち」で曲げた手足を伸ばす動作を練習しておくことが必要です。

 逆に、段階練習19「腰落ち-腹落ち-立つ」、段階練習21の「腹落ち-立つ」を実施する前に、段階練習11を行っておく必要があります。

2014年

11月

21日

段階練習11.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ(2)

 

段階練習11は前半の「よつんばい落ち-腹落ち」と後半の「腹落ち-膝落ち-立つ」に分けられます。今回は前半の「よつんばい落ち-腹落ち」について解説します。

 「よつんばい落ち-腹落ち」は軸系列からいうと「無回転系」となります。これは段階練習7の「抱え跳び」が無回転系であるのと同じです。90度回転してみれば、「よつんばい落ち-腹落ち」の動作は「抱え跳び」の後半(抱えたところから着床する間)と同じ動作をしています。この種目の練習をするにあたっては、段階練習8の「よつんばい落ち-よつんばい落ち」と段階練習7の「抱え跳び」が習得済みである必要があります。

2014年

11月

28日

段階練習11.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ(3)

 今回は、後半の「腹落ち-膝落ち-立つ」についての解説です。この一連の動作から「膝落ち」を抜かしていけば、段階練習21の「腹落ち-ジャンプ」となりますので、この部分は段階練習21の後半の先行練習となります。

 「腹落ち-膝落ち」は軸系列では、「後方回転系」になります。膝から上部が後方に90度回転する運動だからです。頭部の「後方回転系」種目としては、段階練習8の「よつんばい落ち-立つ」がありますが、こちらは腕の反力で状態に回転を与えることができますが、「腹落ち」からだと、「よつんばい落ち」ほど強く押せませんので、回転力が弱いため、段階練習11に先行して上体を回転させる練習を段階練習8で行っておく必要があります。また、回転力が弱く跳躍力が弱いので、いきなり「立つ」のではなく、跳躍高さがなくてもできる「膝落ち」を間に挟んで、上体を回転させることを練習しておくことになっています。

2014年

12月

05日

段階練習12.腰落ち-よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(1)

 

段階練習12「腰落ち-よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ」は種目系列としては「回転系(前方系)」になっています。種目系列としては、最初に出てくる「回転系」種目となります。

 軸系列でも、「前方回転系」になりますが、軸系列では「よつんばい落ち」が前方回転系に分類されており、段階練習12以前に「回転系」の種目が実施されていることになっています。

 立位からの「よつんばい落ち」では脚部のうち、大腿は垂直を保っていることから、この部分に関しては、無回転運動となっています。しかし、「腰落ち-よつんばい落ち」は脚部も含めて前方回転しており、脚部に関していえば、180度回転することになっています。その分回転力が強くなりますので、着床が難しくなっています。つまり、この種目を実施する前に下半身だけ前方回転するだけの、回転力の弱い「腰落ち-立つ」を習得しておく必要があります。

2014年

12月

12日

段階練習12.腰落ち-よつんばい落ち-よつんばい落ち-立つ(2)

 段階練習12では「よつんばい落ち」を2回することになっています。これは、段階練習8の回に述べたように、ひとつは「よつんばい落ち」が正しく垂直に行われているかどうかの確認をするために行われています。そして「腹落ち」に移行するためにも「よつんばい落ち」を2回することになっていると考えられます。

 段階練習帳(普及版)は今まで解説してきたように、安全性や恐怖感を考慮してかなりよく考えられてつくられていると思いますが、なぜかバッジテスト4級の段階練習にある「腰落ち-よつんばい落ち-腹落ち」が含まれていません。段階練習11と段階練習12で別々に練習するようになっています。

 この連続種目は、段階練習12で実施する2回目の「よつんばい落ち」を「腹落ち」に変えたものです。段階練習12は段階練習19「腰落ち-腹落ち-立つ」に発展する練習ですが、バッジテストの段階練習では、「腰落ち-よつんばい落ち-腹落ち」から「腰落ち-腹落ち」に発展させています。

 歴史的経緯を見ると、まず、段階練習帳(普及版)ができ、その後でバッジテスト段階練習帳ができたようなので、後からより安全性を高めるために修正されてできたのがバッジテスト用だと考えれば、この段階(段階練習11と12を組み合わせた連続種目)を踏んだ方がより安全と考えられますので、段階練習19に進む前に、段階練習12‘として、「腰落ち-よつんばい落ち-腹落ち-立つ」を追加した方がよいのではないかと思います。

2014年

12月

19日

余談4 前後の関係

 普及指導員には関係ありませんが、コーチの教本では、前方宙返りと後方宙返りは同程度練習する必要があるとされています。

 段階練習を見ると、徐々に高度な種目になるように似た種目が連続している部分が多いですが、段階練習3「腰落ち」と段階練習4「膝落ち」、段階練習12「腰落ち-よつんばい落ち」と段階練習13「よつんばい落ち-腰落ち」、段階練習21「腹落ち」と段階練習22「腹落ち-腰落ち」という並びも特徴的です。

 「腰落ち」と「膝落ち」は軸系列で考えると下半身が前方回転系・後方回転形という順番になっています。同様に段階練習12と13は前後逆の関係にあります。また段階練習21と22も回転方向を考えると前後の関係にあります。立位からの上半身の後方回転は「背落ち」になります。「背落ち」は危険性が高く恐怖心が強い種目ですので、普及指導員の指導範囲には含まれていませんので、代わりに「腹落ち-腰落ち」つまり上半身を考えると水平から垂直に後方90度回転する種目を代用しているとすれば、この3つはすべて前後の関係にあります

 これらは冒頭に述べたように、前方と後方を同じ程度経験させるという考えで並べられたのではないかと思われます。

 なお、この3つとも前方回転系の種目が先に実施されています。これは、「危機感の原則」で説明したように、ブラインドサイドつまり背後への移動は恐怖心が大きいという「危機感の原則」に従って並べられています。

2014年

12月

26日

段階練習13.よつんばい落ち-腰落ち-立つ

 段階練習13「よつんばい落ち-腰落ち-立つ」は、種目系列では「回転系(後方系)」になります。これを練習する以前には、段階練習3の「腰落ち-立つ」、段階練習8で「よつんばい落ち-立つ」をマスターしておく必要があります。

 「よつんばい落ち-腰落ち」は軸系列でも「後方回転系」になります。種目系列では初めて出てくる「回転系(後方系)」ですが、軸系列の「後方回転系」としては、「よつんばい落ち-立つ」が既出となります。この種目は上半身が後方90度回転、下半身が後方90度回転ですが、「よつんばい落ち-腰落ち」では上半身は後方90度ですが、下半身は後方180度回転となります。つまり「腰落ち-立つ」より下半身を90度大きく回転させる種目がこの種目となります。

 また、系列種目で「回転系(後方系)」になる段階練習22「腹落ち-腰落ち-立つ」は段階練習13の「よつんばい落ち」を「腹落ち」に変えたものですので、段階練習22のベースとなる種目です。さらには、後方回転運動の基礎となる種目です。

2015年

2月

06日

段階練習14.腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち-立つ(1)

 段階練習14「腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち-立つ」は種目系列では、「腰落ち系」の「1回捻り腰落ち系」になります。ただし、この練習は段階練習30「1回捻り腰落ち」のベースというよりも、段階練習28「ローラー」のベースとなる種目です。また、段階練習15「腰落ち-1/2捻り腹落ち」のベースとなる種目でもありますので、段階練習25「1/2捻り腹落ち-立つ」のベースにもなる種目です。

 この練習に入る前には、段階練習2の「1/2捻り跳び」、段階練習3の「腰落ち」、段階練習8の「よつんばい落ち-立つ」が習得済みである必要があります。

 

2015年

2月

20日

段階練習14.腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち-立つ(2)

 段階練習14の「腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち」は軸系列からいうと、「ひねり系」と「後方回転系」の組み合わせとなります。「後方回転系」に分類されるのは、下半身は水平のままですが、上半身は捻りを伴いながら垂直から水平に後方に90度回転しているためです。

 この点については、段階練習15「腰落ち-1/2捻り腹落ち」で改めて解説しますので、今回はふれる程度にしておきます。

 なお、「腰落ち」から「腹落ち」に比べて「よつんばい落ち」は頭部の落下量が少ないので、それだけ恐怖心が少なくなります。だから、段階練習15に先行して段階練習14が行われるように配置されています。

2015年

4月

10日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(1)

 段階練習15「腰落ち1/2捻り腹落ち-立つ」は種目系列では「腹落ち系」ではなく、「背落ち系」の「1回捻り背落ち系」に分類されています。でも腹落ちの姿勢で着床しますので、段階練習11で「よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ」を練習しておく必要があります。また当然のことですが、段階練習3の「1/2捻り跳び」、段階練習3の「腰落ち」も習得済みである必要があります。そして、類似種目の段階練習14「腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち-立つ」ができていなければなりません。

 段階練習14は「1回捻り腰落ち系」、段階練習15は「1回捻り背落ち系」となっています。この違いについては次回説明することにします。

 段階練習15は種目系列で「背落ち系」に分類される種目としては初めて、つまり一番の基礎種目ですので、将来31番以上の種目まで習得したい方は確実に習得する必要があります。

 なお、この種目は背後に「腹落ち」の姿勢で着床することから、かなり恐怖感が伴いますので、技術面よりも心理面で実施できない人が多いです。

2015年

4月

17日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(2)

 段階練習15の「腰落ち-1/2捻り腹落ち」は軸系列からいうと、段階練習14の「腰落ち-1/2捻りよつんばい落ち」同様「ひねり系」と「後方回転系」の組み合わせとなります。「後方回転系」に分類されるのは、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、上半身が垂直から水平状態に後方に90度回転するからです。

 「腰落ち」から後方に90度回転する種目としては、段階練習29「腰落ち-水平背落ち」があります。この種目の方が運動が単純で上半身が後方に90度回転しているということは理解しやすいと思います。

 この段階練習29に「1/2捻り」を組み合わせたのが、段階練習15の「腰落ち-1/2捻り腹落ち」です。運動としては段階練習15の方が段階練習29より複雑で難度も高いです。しかし、ブラインドサイドへの運動は恐怖心が大きいため、1/2捻りを行ってオープンサイドにすることで、恐怖心を弱めています。

 段階練習15で「腰落ち」の状態から空中で伸身水平の状態になって落下することをここで習得してはじめて、恐怖心の大きい段階練習29に進むことができるのです。

 なお、「腰落ち」の姿勢から、伸身の姿勢になるのは、段階練習3「腰落ち-立つ」で実施済みです。つまり段階練習15に入る前に「腰落ち-立つ」ができるだけではなく、完成度を高めて、伸身の状態で立てるようになっておく必要があります。

 

2015年

4月

24日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(3)

 段階練習15の「1/2捻り腹落ち-立つ」は、軸系列では「後方回転系」になります。

 段階練習11では「腹落ち」から「膝落ち」を介して「立つ」を行っています。「腹落ち」から直接「立つ」は段階練習15で初めて行います。つまり段階練習15をする際には、段階練習11を習得しておく必要があります。

 逆に段階練習25「1/2捻り腹落ち-立つ」、段階練習26の「ターンテーブル-立つ」などでも「腹落ち-立つ」は使われる種目ですので、それらの前に段階練習15をマスターしておく必要があります。

 さらに、段階練習20番の「腹落ち-腰落ち」は「腹落ち-立つ」にさらに脚部を後方90度回転する種目ですので、この種目がベースとなります。そして、「腹落ち」からの「立つ」は後方宙返りの最後の1/4部分と同じ動作ですので、将来宙返りをしたい方は完璧にできるようにする必要があります。

 

 

 

2015年

5月

29日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(4)

 段階練習25の立位からの「1/2捻り腹落ち」と段階練習15の「腰落ち-1/2捻り腹落ち」は、「1/2捻り腹落ち」という点で共通種目です。

 「腰落ち」姿勢と立位では腹落ちに至るための動作が違います。「腰落ち」からの腹落ち姿勢を作るには、曲がった腰を伸ばすという動作が必要になり、運動としては複雑です。しかし、「腰落ち」と立位では落下高さが大きく異なります。高さの面、恐怖心の点から立位の方が、実施しにくくまた危険性が高いので、「腰落ち」からの「1/2捻り腹落ち」を先行して練習するようになっています。

 つまり「難しい」ことよりも「安全性」が優先されています。

 

2015年

6月

05日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(5)

 段階練習15は「腰落ち」から「腹落ち」する種目です。同様の種目に段階練習19「腰落ち-腹落ち」というのがあります。段階練習15は軸系列で「後方回転系」と「ひねり系」ですが、段階練習19は「前方回転系」になります。通常「前方回転系」の方が、「後方回転系」より先に行いますが、段階練習15と19の関係は逆になっています。

  これは、段階練習15が上半身の回転運動にとどまるのに対して、段階練習19は全身の回転運動になるため技術的に高度なこと、また回転に必要な高さが段階練習9の方が大きいこと、つまり落下高さが大きいために、このケースでは、段階練習15の方が先行して練習することになっています。

2015年

6月

26日

段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(6)

 段階練習15には非常に重要なポイントがあります。それは「腰落ち」姿勢から腰を伸ばして伸身姿勢になり捻り運動を行うということです。

 「腰落ち」姿勢から腰を伸ばして「背落ち」をすれば段階練習29に、1/2捻り付け加えて「腹落ち」することで段階練習15に、さらにもう180度回転することで、段階練習28になります。「腰落ち」姿勢ではなく立位から行えば、段階練習25になります。段階練習25に180度捻りを付け加えることで段階練習30番となります。

 つまり普及指導員が指導できる段階練習30番までの種目で、後半で出てくる高難度の種目の多くの基礎となるのが、この段階練習15です。

 さらに腰を伸ばして1/2ひねるという運動は、バラニー(前方1回宙返り1/2捻り)など宙返りに捻りを加えた種目のベースともなります。すなわちこの種目は「回転系」+「捻り系」運動の基礎となる非常に重要な種目です。

2015年

7月

03日

段階練習16.閉脚跳び(パイク・バウンス)-ジャンプ(1)

 段階練習16「閉脚跳び」は種目系列では「垂直跳び」、軸系列では「無回転系」です。回転も捻りもないので、難度的に難しい種目ではなさそうですが、かなり後半に行う練習です。

 軸系列からいって「閉脚跳び」は無回転系になりますが、実際は下半身が後方回転運動をし、その後前方回転運動を行っています。下半身による運動による回転を相殺するように上半身を回転運動させますので、結果として無回転となっています。

 この下半身の運動は、段階練習3の「腰落ち-立つ」の2つの跳躍における運動をワンジャンプで行っているのと同じ動作です。つまり、段階練習3「腰落ち-立つ」より遥に難しい運動であり、戻しが不完全な場合腰落ち姿勢で落下することもありますので、段階練習3が最低限できなければならない運動です。

 「抱え跳び」、「開脚跳び」、「閉脚跳び」は3バウンスといって、準備運動として行うことがよくありますが、実際は「閉脚跳び」はかなり高度な種目です。また跳躍高さもありますので、危険な種目でもあります。

 だからかなり後の方で練習するようになっています。

 

2015年

7月

10日

段階練習16.閉脚跳び(パイク・バウンス)-ジャンプ(2)

 前回閉脚跳びはかなり高度な種目であるため、段階練習でも後の方に出てくると書きました。今回も引き続きその点について解説します。

 この種目を行う前に、段階練習3の「腰落ち-立つ」が習得済みであることは前回書いたとおりです。このほか類似種目である段階練習7「かかえ跳び」、段階練習10の「開脚跳び」も習得済みである必要があります。

 また段階練習15の「腰落ち-1/2捻り腹落ち」で腰を伸ばす練習をしてから練習することが望ましいです。

 

2015年

7月

17日

段階練習17.1/2捻り腰落ち(ハーフシート)-立つ(1)

 段階練習17「1/2捻り腰落ち-立つ」は種目系列では「腰落ち系」、細分類では「スイブル系」・「1回捻り腰落ち系」となっています。つまり捻りを伴う「腰落ち」の基礎となる種目です。

 同じ1回ひねり系に分類される段階練習28の「ローラー」のベースともなりますので、多くの人が苦手とする「ローラー」の前段階として確実にできるようにしておく必要があります。

 

2015年

7月

24日

段階練習17.1/2捻り腰落ち(ハーフシート)-立つ(2)

 段階練習17「1/2捻り腰落ち-立つ」は軸系列からいうと「ひねり系」と「後方回転系」の組み合わせになります。

 この練習に入る前には、段階練習2「捻り跳び」、段階練習3「腰落ち」は当然習得済みである必要があります。

 また、捻りと「腰落ち」を組み合わせた種目には段階練習5の「膝落ち-1/2捻り腰落ち」、段階練習9の「よつんばい落ち-1/2捻り腰落ち」があります。低い位置から実施するこれらの種目を先行して行うようになっています。

 

2015年

7月

31日

段階練習18.1回捻り跳び(ピルエット)-ジャンプ

 段階練習18「1回捻り跳び」は種目系列では「垂直跳び系」となります。軸系列では「ひねり系」となります。

 先行して習得しなければならない種目としては、段階練習2の「1/2捻り跳び」があります。このほか関連する種目はありません。でも18番目とかなり後の方に出てきます。

 1回捻りの種目としては18番目に初めて出てきます。これは1回捻りという運動が、たかだか180度追加しただけですが、1/2捻りに比べてかなり高度であるために、実施するのが難しいためにかなり後の方に練習することになっているようです。

 なお、1回捻り跳びは実施中は伸身姿勢を維持しないと実施するのが難しい種目です。段階練習1「垂直跳び」はすべての基礎種目で今まであえて習得済みであることを書いてきませんでしたが、「1回捻り跳び」を行うには、垂直跳びが伸身で維持できることが非常に重要です。また、この種目を行う前におこなう1/2捻りを伴う種目でも伸身姿勢でひねるように練習しておくことも大事です。

 

2015年

8月

07日

段階練習19.腰落ち-腹落ち-立つ

 段階練習19「腰落ち-腹落ち-立つ」は種目系列では、「回転系(前方系)」となっています。段階練習12の「腰落ち-よつんばい落ち」の「よつんばい落ち」を「腹落ち」に変えたものです。「腹落ちは」は「よつんばい落ち」より落下高さが大きいため、先行して段階練習12で前方回転のコントロール練習を積んでおく必要があります。当然段階練習3の「腰落ち」と段階練習15における「腹落ち-立つ」も習得済みであることが必要です。

 「腰落ち-腹落ち」は軸系列でも「前方回転系」です。同じように「前方回転系」なる種目として段階練習20の「膝落ち-腹落ち」、段階練習21の「腹落ち」があります。「腰落ち」姿勢は「膝落ち」や立位より落下高さが、少ないので、これらの種目より先行して練習することになっています。ただし、これらの種目の回転量が上半身・下半身とも90度であるのに対して、「腰落ち-腹落ち」は上半身は90度ですが、下半身は180度回転することになっていますので、技術的にはかなり高度で、また回転に勢いがつきつっこみやすい種目ですので、習得が難しい種目となっています。

 

2015年

8月

14日

段階練習20.膝落ち-腹落ち-立つ

 段階練習20「膝落ち-腹落ち-立つ」は種目系列では「腹落ち」系となります。この種目を練習する前には、段階練習4の「膝落ち」、段階練習15の「腹落ち-立つ」は習得済みである必要があります。

 「膝落ち-腹落ち」は軸系列では「前方回転系」になります。落下量の面から落下高さの低い同系列の段階練習19「膝落ち-腹落ち-立つ」を先行して練習することになっています。逆に落下量の大きい段階練習21「腹落ち-立つ」に先行して段階練習20の「膝落ち-腹落ち」を練習しておかなければなりません。