段階練習15. 腰落ち-1/2捻り腹落ち-立つ(6)

 段階練習15には非常に重要なポイントがあります。それは「腰落ち」姿勢から腰を伸ばして伸身姿勢になり捻り運動を行うということです。

 「腰落ち」姿勢から腰を伸ばして「背落ち」をすれば段階練習29に、1/2捻り付け加えて「腹落ち」することで段階練習15に、さらにもう180度回転することで、段階練習28になります。「腰落ち」姿勢ではなく立位から行えば、段階練習25になります。段階練習25に180度捻りを付け加えることで段階練習30番となります。

 つまり普及指導員が指導できる段階練習30番までの種目で、後半で出てくる高難度の種目の多くの基礎となるのが、この段階練習15です。

 さらに腰を伸ばして1/2ひねるという運動は、バラニー(前方1回宙返り1/2捻り)など宙返りに捻りを加えた種目のベースともなります。すなわちこの種目は「回転系」+「捻り系」運動の基礎となる非常に重要な種目です。