大人のレクレーション

 従来のスポーツ界では、勝つことのみがもてはやされ、「出場した以上勝つべき」が常識となり、「負けるぐらいならでない方がよい」、「人よりも下手だからやりたくない」、また中学や高校のクラブにおいては、「レギュラーになれなかったらやめる」といった風潮さえあるようです。

 チャンピオン・スポーツにおいては、それでもよいのかも知れませんが、こうした考えを持ったまま、レクリエーション・トランポリンに入門しても、決して長続きはしないでしょう。

 レクリエーション・トランポリンは、愛好すること、行うことそのものに意義があるのです。

 (以上、「社会人のレクリエーション・トランポリン入門」 塩野尚文著 道和書院 より)

 

 トランポリン競技が優劣を競うためのスポーツとしてのトランポリンを行うのに対して、レクリエーション・トランポリンとは楽しく汗をかくために、スポーツとしてのトランポリンを行います。