トランポリン競技

 広い意味でのトランポリン競技には、4つの競技がある。トランポリン、ダブルミニトランポリン、タンブリング、トランポリンシャトル競技の4つである。

 このうちトランポリンシャトル競技は、日本で作られた対戦型のニュースポーツであり、日本の他は韓国の一部で行われているだけです。

 ダブルミニとタンブリングというのは、それぞれ専用の特殊なトランポリンを用いて世界レベルで行われていますが、まだ競技人口は少なく、超マイナーなスポーツです。両者とも平面を移動しながら宙返り等を行う競技です。なお、タンブリングは競技名ですが、一般名称として床上で行う宙返りなどを指すこともありますので、これらと区別して競技としてのタンブリングをパワータンブリングと呼ぶ人もいます。

 狭義のトランポリン競技には、個人競技とシンクロ競技と団体競技があります。オリンピックで採用されているのは、この狭義のトランポリンの個人競技だけです。

 

 個人・シンクロともトランポリン競技は、10個の種目を連続して行い、技の完成度・安定性、跳躍の高さ、難易度のできばえ競う競技である。 シンクロ競技については、2人の着地の同時性も得点となります。 団体戦は各チーム3~4名で、チーム内上位3人の個人戦の結果で優劣を競います。

 技の完成度や跳躍の安定性を高めるためには、初心者の頃から美しい姿勢を作ることが必要であり、優れた競技者になるためには、単に運動神経がよいだけではなく、反復練習に耐えられる精神が必要であり、何よりもトランポリンが好きでなければならない。