バッジテスト不合格

  バッジテストでは、予め決められた10種目を連続して行えなければ、不合格となります。技ができないで不合格は当然ですが、間違えても不合格です。でも間違えたから不合格なのではありません。

 バッジテストは段階的に簡単な技から難しい技へと練習するようになっています。たとえば、5級では1/2捻りが2個あります。同様に4級にも1/2捻りが2個あります。5級では1/2捻りの連続はありませんが、4級では1/2捻りが連続しています。捻りの連続の方が難しいからです。

 また4級では「腹落ち-膝落ち-立つ」、3級では「腹落ち-立つ」となっています。4級の膝落ちは3級で行う「腹落ちから立つ」への導入のための練習です。

 バッジテストでよくあるのが、4級を練習している生徒は5級の後半の種目を「腰落ち-1/2捻り膝落ち-腰落ち」を「腰落ち-1/2捻り膝落ち-1/2腰落ち」をしてしまうことがしばしばあります。また、3級を練習している子は腹落ちの後に立ってしまうこともよくあります。これらはより難しい技ができるようになっているから行えることであります。しかし、バッジテストでは不合格となります。

 バッジテストは間違えると不合格ですが、バッジテストの本来の目的はエアリアルトレーニングの成果の確認です。エアリアルトレーニングでは、子どもの運動能力開発、すなわち身体がコントロールできているかを確認するものです。

 先に挙げた例のような間違いを犯すということは、身体のコントロールが意図的にできていない証拠です。だから不合格なのです。そしてエアリアルトレーニングの最終確認として、予め決められていない種目を連続して行うことになるシャトルゲームで締めくくるようになっています。