前回書いたようにシャトルゲームの目的は、子どもの素養づくりためのトレーニングです。ではどんなところがトレーニングになっているのでしょうか?
バッジテストでは予め決められた10個の技ができるかどうかが判定基準です。つまり事前に練習することができます。これに対してシャトルゲームでは、対戦者がどんな技を使うかはそのときまでわかりませんので、事前に練習しておくことができません。
バッジテストでは運動の自動化が起こるまで練習してしまう危険性がありますが、運動の自動化が起きてしまった場合、自動化と異なる種目を行われるとシャトルゲームを行うのは難しくなります。
バッジテストとは異なり、予め決められた種目をこなすのではなく、そのときに何をするかを考え身体を自在に動かせるようになっていることを確認するためにシャトルゲームは行われます。1級ができても自在に身体を操ることができなければ、シャトルを続けることはできないからです。