第10回 シャトル・ゲームの目的

 塩野尚文先生の著作『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』の「6.指導上の留意事項」の「A.エアリアル・トレーニングの基本的な考え方」の「①目的はトレーニング」ではエアリアルトレーニングの目的として以下のように説明しています。

 

 “低学年の子供たちは、全員と言って良いほどみなトランポリン好きである。

  好きだから楽しく練習するのはかまわないが、目的はあくまで、将来のスポーツ活動のための空中トレーニングである。

  5級~1級まで進み、シャトルゲーム会を2~3回経験した時点で、その教室(クラブ)を卒業させるべきである。“

 

 以上のようにエアリアルトレーニングの目的は将来のスポーツ活動に備えての空中トレーニングです。そのためには空中で自由自在にコントロールする能力を獲得するためのトレーニングであるシャトルゲームを行い、目的が達した時点で卒業させることが推奨されている。これはエアリアルトレーニングがレクトラのためのものではないからです。バッジテストはエアリアルトレーニングのための練習方法ですので、バッジテストは自体がレクトラのためのものではないことが示されています。