段階練習26.腰落ち-腹落ち-腹落ち②(腹落ち-腹落ち)

 腹落ちを「へそがかり」で行えば、当然真上に跳ね上がりますので、何もしないでまっすぐの状態を保てばまた腹落ちの姿勢で落ちます。しかし腹落ちの姿勢はベッドを大きくたわますことができませんし、前回書いたように「膝がかり」に変える必要もあります。そこで、多くの場合、腹落ちと腹落ちの間に、抱え動作をすることがよく行われています。

 抱え動作を行うことにより、腰を中心とした胴体が腕・脚より上昇することになります。この上昇力をトランポリンの跳ね上げとうまく同調させると、腹落ちでも高く跳べるようになります。

 そして腕・脚を伸ばして着床する際に「膝がかり」に変えることが容易になります。

 ここでは、重心が真上に上がりますが、身体が水平になっていることから、日常では経験できない、重心が後方に重力に反して移動すると言うことを経験できることになります。