塩野尚文先生の著作『エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動』の「3.エアリアル・トレーニングとは」ではエアリアルトレーニングの種類について以下のような説明があります。
“調整力トレーニングを総括的に踏まえると、平面、立体、空間の三つの分野にまたがらねばならない。
その中の空間における調整力トレーニングをエアリアル・トレーニングと定義づける。
エアリアル・トレーニングには、大きくは二つの分野がある。
一つは、幼・少年期に、将来どのようなスポーツに進んでも役立てることのできる「空間における身体のコントロール能力」を養っておくためのトレーニングである。
そのトレーニング手段としてトランポリンを使ったトレーニングを、「エアリアル・トレーニング 子どものトランポリン運動」と称する。
もう一つの分野は、各種スポーツ選手が、そのスポーツに於ける空中動作をより向上させたり、空中動作の狂いを矯正したりするためのトレーニングである。“
上記のようにエアリアルトレーニングは、トランポリン以外のスポーツのためにおこなうトレーニングであることがわかります。つまりエアリアルトレーニングのためにつくられたバッジテストはトランポリンのための練習法ではないのです。