段階練習24.スイブル⑤(膝)

 最初にスイブルに似た種目で、1/2横まわり腰落ちがあると書きました。1/2捻り腰落ち(スイブル)と1/2横まわり腰落ちの違いは、身体がまっすぐになっているかどうかです。腰が曲がっている状態で上体の体軸を中心に回転する平面的につま先の軌跡は円を描くように横まわりします。これを横まわりと呼びます。つま先の軌跡は直線になるのが、スイブルの理想型です。

 スイブルの初心者は膝が曲がってそれに伴い腰も曲がって行うことが多いです。直線を描くように行うには、膝を伸ばして行う必要があります。膝を伸ばして着床するのが腰落ちの理想型ですので、スイブルの際には常に膝が伸びた状態であるのが理想型です。

 この理想型を行うには常に膝が伸びた状態、すなち、脚は伸びた状態を維持している必要があります。この維持を行うには、いわゆる「締め」を行わなければなりません。締めというのは反発力を受けるに必要な運動で、空中で「締め」を経験しておくことは、将来地面の反発力を受けて走る、跳ぶなどの運動を行う際に有効となります。