第30回 「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」より(21)

「単元8 スポーツの素養づくり子どものトランポリン運動(エアリアル・トレーニング)」の「7.エアリアル・トレーニング指導上の留意点」「7、直接かたちに表れない考え方・留意点」では以下のように記述しています。

 “④トランポリン競技のような「難度と美の追求」ではなく、「神経系・身体機能面の追求」であることを、いつも意識していること。”

 

 ここでいう、トランポリン競技というのは広い意味で、トランポリンを使ったスポーツを意味しています。トランポリンを愛好していくには、いろんな種目ができるように挑戦していくことも楽しみの一つです。またより上手、すなわち美しくできるようになることも重要な目標です。

 ここでは、トランポリン・エアリアルトレーニングはそれらを追求するものではないことが示されています。代わりに機能面の追求つまり、さまざまなスポーツなどに応用できる能力の追求であることも示されています。

 以上述べたようにエアリアルトレーニングはトランポリンというスポーツをするためにつくられたものではないのです。