予選と決勝

 予選では、第1演技、第2演技、決勝では自由演技を行います。第1演技は10種目すべて宙返りでなければなりません。また第1演技では10種目中2種目(特別要求と呼ばれる)の難度が加点されます。つまり8種目の難度は加点されません。第2演技は選手自身が自由に演技構成をすることができますが、第1演技で難度の加点対象となった特別要求種目を入れることはできません。

 決勝は自由演技で、予選で使用した種目を含めて自由に選手が構成することができます。

 予選の第1演技は8種目の難度点が加点されませんので、Tスコアと演技点の比重が大きいものとなっています。つまり、予選は決勝よりも「より高くより美しく」演技した方が高度な種目を行うより有利となっています。逆に決勝は難度の比重が高いので、予選順位をひっくり返した結果を出すことが可能となっています。このため決勝はスリリングな展開が多くなります。

 

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