中断

 芸術性のスポーツでは制限時間内で演技を評価することが多いのですが、トランポリンで演技対象となる種目数が10個と決まっています。それもすべて異なる10種目を連続して行うことになっています。10個連続できずに終わってしまうことを“中断”と呼びます。中断するとそのあと演技を続けても採点されないという厳しいルールとなっています。やり直しは明らかな器具の故障などを除き認められていません。

 たとえていうのなら、新体操でいえば、ボールを落としたらその時点で演技終了であり、ボールを拾って先を続けてもその先は採点されない、フィギュアスケートで言えば転倒したらそこまでしか採点されないという非常に厳しいルールで行われています。

 なお、トランポリンは10種目と決まっていますので、11種目行ってしまった場合も減点となります。また、10種目終わったら停止することになっていますので(勢いを殺すために1回だけストレートジャンプをすることは認められている)、10種目終了又は10種目の後に1回跳躍後、停止せずに跳躍をつづけると着地減点となります。また停止できないで歩いても減点です。

 以上のように、トランポリンは確実に10種目行うことが非常に大事な競技となっています。

 

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