トランポリン競技の基本ルールと特徴

 狭義のトランポリン競技の基本ルールは、予備跳躍を含めず、すべて異なる10種類の種目を連続して行うという事です。

 演技を採点するスポーツの多くは、一定の時間に行った演技に対して審査を行います。また演技を採点するスポーツでは音楽がつくものも多いですが、トランポリンは行う種目数が10個と決まっていますし、音楽もつけないで行います。

 トランポリンは体操競技の1つとして扱われていますが、体操競技や新体操競技と異なる大きく異なる点があります。それは、男女によりルールに差がないことです(服装規定はさすがに異なりますが)。新体操は男子新体操というのもありますが、新体操と言えば一般的には女性のスポーツとなっており、また、体操競技も行う種目が男女で異なっているのに対してトランポリンは、男女共通のルールで行います。つまり体操競技の中で性差が少ないスポーツと言え、男女が同じルールで行われています。

 一般に男性の方が高難度の種目を行いますが、難度点も男女による差はなく、同じ種目を行えば、同じ難度点が付きます。

 また、体Tスコアと呼ばれる滞空時間を得点化した点数もありますので、水泳や陸上に近い部分を持っている点が他の体操競技種目と大きく異なる点ともなっています。

 

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