トランポリン競技の種類

 トランポリン競技に使われる器具は大きく分けて3種類あります。いわゆる「トランポリン」、このほかダブルミニトランポリンという2個のトランポリンが連結されたもの、タンブリングというトランポリン状の床の3つです。いわゆるトランポリンには日本体操協会の規格として大きさが異なる「競技用(ラージ)」と「普及用(ミドル)」と「児童用」の3つの規格があります。

 このうち競技用(ラージ)サイズのトランポリンを用いて行うスポーツが狭義の「トランポリン競技」といわれており、狭義のトランポリン競技には「個人」「団体」と2台のトランポリンを用いて2人の選手が同時に演技する「シンクロ」の3つがあります。

 このほかダブルミニトランポリンを用いて行うダブルミニ、タンブリングを用いて行うタンブリングという2種類の競技がありますが、日本ではあまり行われておりません。逆に対戦型のトランポリン・シャトル競技というニュースポーツが日本で生まれており、日本体操協会主催で全国大会も行われています(過去には国の行事であった全国スポーツレクリエーション祭のトランポリンでただ一つの公式種目として都道府県対抗方式で行われていました)。競技人口としてはダブルミニやタンブリングより、こちらの方が多くなっています。なお、トランポリン・シャトル競技で使用するトランポリンは普及台というトランポリンで、一般の体育館などにおかれているものの多くはこのトランポリンです。

 

 以上、(狭義の)トランポリン競技(個人、団体、シンクロに細分類)、ダブルミニトランポリン、タンブリングにトランポリン・シャトル競技を含めたものが広義のトランポリン競技です。

 

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