段階練習28.腰落ち-1回捻り腰落ち(ローラー)-立つ(3)

 前回、段階練習28の「ローラー」は、「後方回転」-「前方回転」の前後回転が1種目中に切り替わる種目として、段階練習24「スイブル」がありますが、こちらは「前方回転」-「後方回転」となっており(「前傾法スイブル」をのぞく)、前後の順番が逆なだけではなく、大きな違いがあります。「スイブル」には前後回転と捻りの組み合わせが3種類ありましたが、「ローラー」には1つしかありません。横にトラベルするのは、「早捻り」が原因です。

 「スイブル」ではできる「早捻り」が「ローラー」ではできない原因は何でしょうか?それは、捻り軸の向きにあります。「スイブル」の軸は「垂直軸」で、「ローラー」の軸は「水平軸」です。軸が水平のため横に移動しやすいのです。水平軸を作るためには、腰を伸ばして水平状態にしてから捻りを行う必要があるため、「ローラー」は難しいものとなっています。