段階練習26.腹落ち-1/2横まわり腹落ち(ターンテーブル)-立つ(3)

 「ターンテーブル」は「横回り」という特殊な運動を行います。これを立った姿勢で行えば、「側転」になりますので、様々な運動経験を積ませるために行われるエアリアルトレーニングに取り入れられる意味はありますが、他の種目への発展のない「ターンテーブル」が社会人のレクトラに取り入れられているのはなぜでしょうか?

 「ターンテーブル」を行う前に、前段階として習得しておくべき練習として段階練習7の「抱え跳び」があります。一般にターンテーブルは伸び型で行われることはなく、抱え込み型で行われます。抱えて伸びるという運動を垂直ではなく水平で行うのが「ターンテーブル」です。だから前段階として段階練習7の「抱え跳び」は必修種目です。

 この抱えて伸びるという運動は「抱え込み型宙返り」で欠かせない運動ですので、宙返りに入る前段階として、横回りによって練習しておくのが「ターンテーブル」です。つまり「抱え込み型宙返り」の前段階として「ターンテーブル」はあるのです。

 なお、「ターンテーブル」は「海老型」で実施することもできますので、「海老型宙返り」の基礎練習としても応用できます。