シャトルゲームはなぜ参加者数に幅(3~5人)があるのはなぜか?

 シャトルゲームは厳密なルールのもと行うスポーツではなく、トレーニング手段だからです。だから参加人数をきっちり決められていないのです。

 シャトルゲームは負けた者から抜けていきます。抜けた者がいればそこに変化が生じ、テンポも速くなります。このような変化に対応できるようになることで、子どものコントロール能力はより一層向上します。だから本来は人数が多い方がよいのですが、あまり人数が多いと後から行う子どもはより多くの種目を行わなければならず、初めから全然できないことも多くなってしまいます。それではトレーニングとしての効果が出ません。以上のことから人数の上限が5人と決められているものと思われます。

 一方、社会人のシャトル競技のように1対1の対戦型だと一人が負けた時点で勝敗が決まってしまいます。一人が抜けて行う種目のパターンやリズムなどが変わるということに対応する能力というのが育成されなくなってしまいますので、その変化を生み出し、変化に対応能力を育むためには最低3名が必要なのです。

 以上の理由からシャトルゲームの人数は最低3人、上限5人と決められたものと考えられます。

 

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