段階練習26.腹落ち-1/2横まわり腹落ち(ターンテーブル)-立つ(2)

 以前「余談5 3つのかかり」で解説したように、「腹落ち」は次に行う種目によってどこから落ちるかを変える必要があります。ターンテーブルは「臍がかり」つまり、フラットに落ちることが必要です。段階練習26「腹落ち-ターンテーブル-立つ」では「ターンテーブル」の後で「立つ」を行いますが、「立つ」を実施するには、「膝がかり」によって上半身に縦回転運動を発生させると容易になります。

 つまり最初の「腹落ち」は「ターンテーブル」につなげるため「臍がかり」、「ターンテーブル」での「腹落ち」は次に「立つ」ため「膝がかり」にするとやりやすくなります。すなわち、同じ腹から落ちるのであっても、最初と最後では落ち方を変える必要があるのです。

 また、安全の面から「腹落ち」は「膝がかり」からはいるのが推奨されている指導法ですが、この段階練習26では「臍がかり」で実施することも必要です。「臍がかり」での「腹落ち」は段階練習中、初出ですので、その点もあって「ターンテーブル」を実施するのは難度が高くなっています。