段階練習24.腰落ち-1/2捻り腰落ち(スイブル・ヒップス)-立つ(8)

 「スイブル」は非常に複雑なため、かなりの回数説明してきました。今回が最後です。ここ数回説明してきたように、「スイブル」は運動が複雑なため3つの方法があり、それぞれ必要な前段階練習が異なってきます。どの方法がやりやすいかは実際行ってみないとわかりませんので、「スイブル」を行うには、前段階として行っておく必要がある練習が非常に多くなっています。

「前傾法」は比較的取り組みやすい方法ですが、トラベルしやすいので、競技選手には指導しないことが望ましい方法ですし、レクトラでも徐々にトラベルしないように捻り軸を直していくことが望ましいです。

 逆に、複雑な運動の組み合わせで行われる種目ですので段階練習の30番種目の中では種目系列として「スイブル系」としてあげられているように、1つの到達点となっています。なお、普及指導員の指導範囲を超えますが、同種の運動をする種目に「クレイドル」がありますので、「クレイドル」の前段階の練習として、段階練習24の「スイブル」は重要な種目です。