段階練習21.腹落ち(フロントドロップ)-立つ(2)

 段階練習21「腹落ち-立つ」は段階練習25「1/2捻り腹落ち」に先行して習得しておくことが必要な練習です。

 そして最も重要なのは、「腹落ち」姿勢からの「立つ」です。ドロップ系(「○○落ち」という名称の種目)を実施した場合必ず、「立つ」がセットになります。「落ちる」種目は恐怖感が伴いますので、意識がそちらに行きがちですが、意外と難しいのは「立つ」方です。立つことができなければ、安全にトランポリンをすることはできません。

 特に、「腹落ち」からの「立つ」は段階練習22の「腹落ち-腰落ち」の前段階というだけではなく、後方宙返りの最後の1/4回転部分から着地へという動作と同じ動きになりますので、将来宙返りを行う場合、この「立つ」を伸身の状態で完璧にできるようにしておく必要があります。そのためには、「段階練習11.よつんばい落ち-腹落ち-膝落ち-立つ」をしっかり練習しておく必要があります。