10.研究結果5(加速度分布の比較)

 トレッドミルでは踵の加速度が大きく、背中や額の加速度は小さくなっています。一方トランポリンでは部位による差があまりありませんで。そのため、踵の加速度はトランポリンとトレッドミルではあまり大きな差はありませんでしたが、背中や踵の加速度には大きな差が生じています。つまりトランポリンの方が大きいのです。

 このことから、直訳すると「生体力学的な刺激」はトランポリンの方が大きいということが報じられています。これがNASAが「ジョギングよりも68%も運動効果が高い」といっている“運動効果(運動効率としているサイトもある)”であると思われます。アブストラクトでは68%という具体的な値は見当たりませんが、トランポリンの方が大きいというのは確かにNASAが報じていることが確認できました。ただしそれは運動中に発生する加速度についてです。