トランポリンとトレッドミルの測定結果の比較が行われている部分があります。比較の結果、周波数成分がトレッドミルの方が大きかったことが述べられています。
一般に固いものをたたくと高い音が発生し、やわらかいものをたたくと低い音が発生します。同様に固いものに着床すると高い周波数の振動が発生します。
トランポリンは緩衝力があると言われるように、やわらかくできていますので、堅いトレッドミルに比べて着床時に発生する振動の周波数成分が低いものと考えられます。
NASAの調査結果は理論的に想定できることを測定により確認したことになります。なお、振動の周波数成分が違うことは報じられていますが、その結果がどのように体に影響するかなどはアブストラクトには記載されていませんでした。