バッジテストの段階練習はなぜ連続練習が多いのか? その2

 バッジテストの段階練習はなぜ連続練習が多いのか?」で書いた様にバッジテストはシャトルゲームができるようにするために、シャトルゲームで使用する35種目をできるようにするための段階練習です。そのため連続練習が多くなっていますが、連続練習が多い理由はもう1つあります。それは効率よく35種目を習得するというものです。

 トランポリンのエアリアルトレーニングは前々回の「バッジテストは10歳ぐらいまでが対象になっているはなぜか?」で書いた様に実施するのに適した時期があります。それを逃すと効果が小さくなります。適切な時期に適切なトレーニングを行ことが重要なのです。

  そのため、できるだけ効率よく実施できるようにする必要があります。競技検定のように1つ1つの種目をじっくり取り組んでいては必要な時期を逃してしまう、必要な時期までにトレーニングが完了しない可能性があります。

  また前回の「バッジテストは他のスポーツをする子供のためにあるというのは本当か?」でかいたように、トランポリンエアリアルトレーニングの目的は幼少時に経験できにくい空中での運動経験を積み、また身体を自由にコントロールする能力を身に付けることにより、運動能力を養うことにあり、その養った能力を多くのスポーツに役立てることです。そのためには、他のスポーツに本格的に取り組む前にエアリアルトレーニングを完了することが望ましく、そのためできるだけ短期間で終了させることが必要です。

 

 以上のことから、バッジテストの段階練習法では、複数の種目を連続練習に取り込み、一緒に練習することにより効率よく短期間で35種目が練習できるように連続練習がたくさん採用されているのです。


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