重心位置と回転

 機械振動の分野では回転の中心である回転軸は重心を通るようにすることが回転機械の設計の基本です。回転軸と重心位置が異なるとがたつきが生じ効率よく回転が出来なかったり、騒音や大きな振動を発生して問題が生じます。

 同様にトランポリンなどの回転競技においても重心位置に回転軸ができるだけ通るように回転することがより効率的な回転運動をすることが出来ることが予想されます。また重心と回転軸が一致している方がトラベルも少なくなることが予想されます。

 前々回書いた様に、姿勢により重心位置は変わりますので回転の姿勢により回転軸を変えるという技術があればより効率的な回転運動ができるということが予想されるということです。捻りの場合は左右対称ですので比較的重心と回転軸を一致させることは難しくなさそうですが、宙返りの場合は重心位置を把握するのが難しくかなり難しいと思います。