問28

問28 競技選手をめざさないけれども、トランポリンを愛好者する児童には競技検定を処方するのが良い。


○ バッジテストを受けた子供がトランポリン選手を目指しても、目的の異なる運動処方を施されているため、適用するのは難しいといわれています。また、バッジテストはシャトルゲームに必要な35種目をできるだけ効率よく習得し、シャトルゲームを用いて身体を自由自在にコントロールすることを目的に行ない、トレーニング終了後は退会させることを前提にしているため、35種目より高度な種目を実施することは想定されていません。つまりより高度な種目をするために必要な基礎を作ることなく先に先に進むようにできています。そのため、それ以上の種目を実施するのは危険性が高いと考えられ、また、それ以上の種目は普及指導員の指導範囲に収まっていません。つまりレクレーショントランポリンとしても35種目以上の種目を適用するのは困難です。

 逆に、競技検定を受けているものは、選手をめざさない場合でも十分な基礎ができているので、途中でレクレーショントランポリンやエアリアルトレーニングに転向することは問題なくおこなえます。

以上からトランポリン愛好者にはバッジテストを適用することは望ましくなく、競技検定を薦めるのが正解といえます。

 なお、普及指導員講習テキストでは、バッジテスト5級の段階でバッジテストと競技検定を選択させることになっているが、その際にレクトラ志望(愛好者)には競技検定を選択させることになっているので、協会の方針としても愛好者には競技検定を薦めることになっています。


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