バッジテストの定義

 エアリアルトレーニングを指すこともあるが、本来はテストだけを指します。

 トランポリンエアリアルトレーニングではシャトルゲームについての認知度が低く、バッジテストだけが行われているため、本来エアリアルトレーニング(調整力トレーニング)または子供の素養づくりというべき場合でも「バッジ」と呼ぶことがあります。つまり広義の意味で「エアリアルトレーニングまたは子供の素養づくり」の代わりに「バッジ」と呼ぶ場合があります。

 競技検定を行うクラブ(競技検定クラブ)に対して、子供の素養づくり、エアリアルトレーニングを行うクラブを「バッジクラブ」と呼ぶことが行われています。エアリアルトレーニング修了を「バッジ修了」と呼ぶことも行われています(このあたり日本体操協会はもう少し言葉の使い分けを正しく行うべきだったと思います)。またボールトレーニングをバッジテストの一部に組み込んでいるため、本来目的の異なるボールトレーニングを含めてバッジテストと呼ぶこともあります。

 しかし本来バッジテストはエアリアルトレーニングの一部であり、シャトルゲーム会の参加資格を得るための試験を指しています。バッジテストがシャトルゲームを実施できるようにするための段階練習法の呼び名であることを考えると、日本体操協会では、「エアリアルトレーニング=バッジテスト+ボールトレーニング+シャトルゲーム」として3つにより構成されているとしていますが、「エアリアルトレーニング=ボールトレーニング+シャトルゲーム」というのが正しく、バッジテストはそれを実現していく手段に過ぎないといえます。


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