シャトルゲームとバッジテスト

 今回でシャトルの連載は終了です。今回はシャトル競技との比較ではなく、バッジテストとの比較を行います。

 トランポリン・エアリアルトレーニングには、バッジテストとボールトレーニングとシャトルゲームがあります。ボールトレーニングは、バッジテストとシャトルゲームでは経験できない空中運動を補足するために追加されたものです。

 では、シャトルゲームとバッジテストはどのようなものなのでしょうか?バッジテストはあらかじめ決められた連続運動の練習をするだけのものです。これに対してシャトルゲームはその時々に変化する連続運動をその場で行うもので、事前に練習しておくことはできません。

 球技をはじめとする対戦型のスポーツでは、相手の動きに応じてあるいは相手の裏をかく動きが求められます。それはあらかじめ決めておくことは不可能です。

 トランポリン・エアリアルトレーニングの目的は身体を自由自在に空中でコントロールする能力を身につけることにあります。バッジテストではその能力が身につきません。つまりシャトルゲームを行った初めて子どもの運動能力向上の目的は果たせるのです。そしてバッジテストはシャトルゲームができるようにするための準備運動なのです。

 これで「シャトルがわかれば理解できるバッジテスト・エアリアルトレーニング」は終了ですが、バッジテストについての解説は引き続き「あなたの知らないバッジテスト」にて行っていきます。

 

 

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