段階練習7.抱え跳び(タック・バウンス)-ジャンプ

 段階練習7の抱え跳びは種目系列では、「垂直跳び系」、脚部を曲げることは回転運動を発生していますが、腕の回転でそれを相殺していますので軸系列では「共通系(無回転系)」になります。

 3種類のフィートバウンス(抱え跳び、開脚跳び、閉脚跳び)の中で最初に習得する技です。抱え込むことにより回転半径が小さくなりますので、宙返りなど前後の回転動作をする際に最初に行う姿勢でもあります。また、段階練習19の「腰落ち-腹落ち」や段階練習26の「ターンテーブル」をする際に使用する姿勢ですので、宙返りを伴わないレベルでも、これらの種目に先行して習得しておかなければならない種目です。

 「閉脚跳び」、「開脚跳び」、「抱え跳び」とも姿勢をとるときに足が前方に移動しますが、抱え跳びがもっと移動量が少なく、全身に近い位置にあり、着地がしやすいため、3つのフィートバウンスの中で最初に練習する種目となっています。つまり、「抱え跳び」から着地または次の跳躍にできることが、「開脚跳び」、「閉脚跳び」を始める前提となっています。