トランポリン指導者事故2

 前回紹介したブログにはもう1つ重要な情報が書かれています。それは若いころとの比較です。加齢による運動能力低下は確実に発生します。加齢とともに若いころのように体が動かなくなりますが、頭の中では若頃のイメージが残っており、イメージと実際にずれが起きるのは、ある程度の年齢に達した人なら良く経験していると思います。つまり、加齢による能力低下による失敗というのも十分予測できる危険性です。

 同様に、学生から社会人になったばかりでは年齢による低下はあまりないかもしれませんが、練習量の低下などによる環境の変化があります。学生時代と同じように体が動かなくなっていることは十分予想されます。このように環境の変化があったものに事故が起こりやすいということも予測できる危険性です。

 そこまでの環境変化はなくとも練習をしばらく休んでいた人、ブランクのある人などは同様に理由により、復帰時に事故を起こしやすいということも、予測できる危険性です。

 このほかにもさまざまな危険は予測可能なことが多いです。その予測をもとに対策を講じることが指導者の責任です。