流体力学2

 新幹線はしばしばデザインが変わっていますが、空気抵抗を少なくするように改良された結果のようです。イルカなどは流線形をしていますが、流体力学的に抵抗が少なくなる形に進化した結果のようです。

 トランポリン競技では、つま先を伸ばすことになっています。これは演技点の採点に反映されるからです。また締めを作り空中の安定性を保つのにも必要な技術です。

 流体の中に物体があると流体はそれをよけて流れます。物体の下流には、渦が発生します、この渦が悪影響をして物体が進むのと反対方向の力を生じることがあります。この後方に発生する渦が悪影響しないような形状にすることも流体力学上有効な方法だそうです。

 実際解析したわけではないので断定はできませんが、つま先が曲がっている状態と、つま先を伸ばした状態では、おそらくつま先を伸ばした方が、渦の影響を受けにくいのではないかと思います。水泳競技などでは水の抵抗を少なくする姿勢というのも研究されているようです。空気の抵抗は水と比べればわずかですが、トランポリンでもTスコアを伸ばすのに有利な姿勢というのが将来研究されるかもしれませんね。