エネルギーから見たトランポリン運動(6)

 以前締めとはばね係数・剛性を高めるということを書きました。人体を弾性体と仮定するとトランポリンから力が加わった時人体が変形します。人体が変形すれば、人体が弾性エネルギーを持つことになります。エネルギー保存の法則を考えると

 トランポリンの弾性エネルギー=人体の弾性エネルギー+位置エネルギー

となります。人体が蓄える弾性エネルギーが大きければ大きいほど位置エネルギーとして使用できるエネルギー量は少なくなる、つまり高く跳べなくなりますので、締めをすることで人体の変形量を少なくすることが高い跳躍をすることにつながります。