No.58(2005年11月)

 12ページのオリンピック強化選手の強化合宿報告中に、広田選手が故障中、半本選手が合宿中に首を痛めたといことが記載されています。廣田選手の故障については詳細は分かりませんが、半本選手については合宿中に「危険な落ち方」をして首を痛めたため、練習をやめたことがうかがえます。その結果として、半本選手とシンクロを組む予定の世戸選手の練習内容が変更になったことも報じられています。

 「危険な落ち方」とあり傷害部位が首でありますので、頭部からの落下と思われます。

 オリンピック強化選手の強化合宿でもこのような事故が起こるということは、トランポリン競技にはどうしても避けられない危険性が潜んでいるということを示しています。

 なお、廣田選手についてはこの後の北京オリンピックの選考会前(2007年)に疲労骨折、北京オリンピック出場前(2008年)には恥骨骨折したことが報じられています。全日本選手権を10連覇するなど頂点でのキャリアの長い選手だけにけがも多かったようです。