2011.7.23朝日新聞朝刊

スポーツ種目:柔道

加害者:東京学園高校

被害者:東京学園高校2年生

被害状況:脊髄損傷、首の痛みや左手が思うように動かないという後遺症が残った。

発生日:2006.11

場所:東京学園高校

状況:体育授業の柔道中に、同級生に背負い投げをされ頭から落ちた

裁判所:東京地裁2011.722

判決趣旨:事故の前にも柔道の授業で左足をけがし欠席したため受け身の練習量が不足していた。生徒の習熟度を考慮して練習させる義務があり、それに対して過失があった。

損害賠償金1,640万円

コメント:補足記事として、中・高で柔道による死亡事故は1983年度以降に114件発生。中学生10万人に対して柔道の死亡生徒は2.4人でその他のスポーツは0.4人未満と柔道の死亡事故の高さが際立っているということです。

また文部科学省もこれまでの事故を分析に再発防止につなげるとしています。つまり事故の分析は再発防止に重要です。