補足-前後回転運動について

 このブログでは、左右軸回りの回転運動を前方回転と後方回転の2種類として扱っています。前方・後方の基準は重心に対して頭が前に動く回転運動を前方回転、後ろに動く回転運動を後方回転と定義して扱っています。

 なお、重心に対して頭が回転運動を伴わない回転運動もあります。たとえば肩を中心にして腕を回す運動も肩のラインの左右軸回りの回転運動です。腕については、重心からの位置が頭と同じく上部にありますので、前後回転運動の方向については、一般用語として混乱はないと思います。

 しかし、下半身・脚の回転については、混乱があるかも知れません。なぜなら、下半身・脚については、重心に対して頭部と逆の位置にあるからです。

 このブログでは、前に定義したように重心に対して頭部の動く方向を基準に前後を決めています。そのため、下半身・脚が前方にでる運動は前方回転ではなく後方回転、膝を曲げるなど、脚を後ろに引く運動を後方回転ではなく前方回転として扱います。

 この点ちょっとわかりづらい点なので、「技術編」を読む際には注意して下さい。