商業施設におけるトランポリンの事故

 国民生活センターの商業施設における事故に対する調査結果があります。

 http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20130606_1.pdf

 この中でトランポリンを含めて乗ってジャンプする遊具をジャンピング遊具としていますが、それによる事故例が3件紹介されています。そのうち2件は肘の骨折事故です。

 また遊具種別ごとの事故件数がまとめられていますが、ジャンピング遊具は最も事故件数が多いものとなっています。

そして、子どもを見守るスタッフや従業員がいたかという問いに対して、20%がいなかったと回答されており、たまにいた(つまり常時はいない)を合わせると半数近くの施設で監視などが行われていないという状況にあることがわかります。さらに、スタッフがいても十分な人数であったかということに対して約1/4が不十分と回答しており、スタッフから使用方法や安全注意を受けていないというケースが1/3に上がっています。

海外の事故件数を紹介した時も大人による監視がない状態での事故が多いことは明らかであり、今後このような遊具施設でも十分な人員の配置などが必要だといえます。