トランポリン運動で経験できること(7)

 6回にわたって、子どもの素養づくりについて提案されている経験させることが推奨される運動について、トランポリンエアリアルトレーニングに取り入れられているもの、トランポリンエアリアルトレーニングには含まれていないが、工夫すればできるもの、トランポリンではできないものについて書いてきました。

 整理してみると意外とトランポリンでできることは少ない。しかし、トランポリンだから簡単に行えるものというのもかなりあります。

 トランポリンでできないことは、他の器具を用いてあるいは他のスポーツをすることによって経験させることはできる。トランポリンという器具の特性と限界を理解してエアリアルトレーニングを受けることは非常に大切です。

 トランポリンエアリアルトレーニングは子どもの素養づくりのためにすべての子どもを対象としているが、その中には他のスポーツを目指すものとスポーツ自体が苦手なものがいる。スポーツ自体が苦手なものに対してはトランポリンをきっかけとして、少しずつ運動をすることを覚えさせることが大事です。逆にスポーツが好きなものに対しては、トランポリンエアリアルトレーニングだけではなく、トランポリンでは対応が難しい運動をする機会を与えることが重要だと考えます。

 子どもの素養づくりについては今回で終わりにし、次回からはトランポリン運動そのものの特徴について書いていこうと思います。