トランポリン運動で経験できること(6)

 子どもの素養づくりに提案されている運動を紹介してきた、それを再掲します。赤字はトランポリンエアリアルトレーニングで取り入れられているもの、青字はトランポリンを使って工夫をすれば取り入れられるものです。

 今回は、日本トランポリン協会副会長の塩野尚文著「子どものトランポリン運動 -エアリアル・トレーニング」からです。トランポリンの書籍なので、以前書いたのと同じ内容になります。

1.平面的な動き:「自分の身体を操る能力」、「自分の身体を使って、他の者を操る能力」

2.立体的な器具の上での動き:「自分の身体を操る能力」、「自分の身体を使って、他の者を操る能力」

3.空間での動き:「自分の身体を操る能力」、「自分の身体を使って、他の者を操る能力」

 同書では、①平面的な動きのうち、自分「自分の身体を操る能力」と③全体については、トランポリン・エアリアルトレーニングにより行えるとしています。この著書が出版された時点では、ボールトレーニングは取り入れていなかったので、平面的な動きのうち、「自分の身体を使って、他の者を操る能力」も現在では、ボールに限定されますが、対応できるようになっています。立体的な器具上での動きのうち、「自分の身体を操る能力」についてもトランポリンの上り下りという特定の動作になってしまいますが、自然に行われます。